平成21年度~平成26年度 (第一期)

各研究機関が分散管理している観測データにメタデータを付与して一元的にデータベース化すること、それらの観測データを解析できるソフトウェアを開発することで、総合的な研究を推進するための基盤を構築しました。データベースを通じたデータの利用に関する実例を示し、これまで公開されてこなかったデータの公開 (還元) も実現しました。また、国内外アウトリーチの開催により、構築したデータベースと解析ソフトを国内外 (特に発展途上国) に普及させ、サイエンスに関する国際ネットワークの創出を図りました。

平成27年度

第一期に構築したデータベースと解析ソフトのニーズの再考、データベースを「情報提供型」から「実践型」に見直すために解析ソフトウェアの一部機能との融合を企図し、その準備を行いました。

平成28年度

新しいウェブサービス IUGONET Type-A 公開し、データの発見、詳細情報の取得、簡易解析、本格解析へとワンストップで接続する流れを構築しました。他分野との融合を見据え、プロダクトの設計部を共通化するための標準化プロジェクトを立ち上げました。

平成29年度

ERG衛星による観測に代表されるように、隣接するプロジェクトと積極的に連携します。アウトリーチの重点化によりプロダクトを国際展開し、サイエンスに関する議論を活性化するとともに、太陽地球系分野における研究成果の国際化と人材の育成を計ります。また、標準化プロジェクトにより、標準化フレームワーク (IUWAF: IUGONET Universal Web Application Framework) を正式公開し、他分野のプロジェクトとの連携強化を図ります。

平成30年度

標準化活動ためのネットワークを築き、データの公開、利活用を必要とするプロジェクトに積極的に支援します。特に、標準化フレームワークを大型大気レーダーや気象データといった隣接分野に適用すると共に、隕石や生物標本といった他分野データへの応用も開始します。国際アウトリーチ活動を継続し、特にアジア・アフリカ地域のデータ公開、国際ネットワーク形成を促進します。広域地上観測ネットワークのデータを取り込み、隣接プロジェクトとの連携を一層強化します。

平成31年度

赤道MUレーダーの本格運用で得られる観測データを効率よく取り扱えるように、高機能解析ツールの導入を目指します。アジア・オセアニア・アフリカ域の国際ネットワークを有効活用し、総合データ解析の場を提供します。また、標準化フレームワークを人文系を含む異分野のデータへ応用し、新たな分野横断型研究を開拓します。

平成32年度

本格観測が予定されているEISCAT_3Dで取得される大量データを効率よく解析できるツールの導入を検討しています。グローバル且つ多種多様な観測データを融合させることで、太陽地球系結合過程の解明に貢献します。さらに、標準化フレームワークを異分野に展開することで、オープンデータ、オープンサイエンスに貢献し、新たな学際的研究分野の創出に挑戦します。