太陽地球系物理学分野のデータ解析手法、ツールの理解と応用(2020/9/28-30, 合同研究集会)
第431回生存圏シンポジウム, 令和2年度名大ISEE研究集会, 令和2年度極地研研究集会
日時:2020/09/29-2020/09/30
場所:オンライン開催
主催:超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究
協力:Harris Geospatial株式会社
研究集会の主旨
解析セッション, 2020/09/29
IDLおよびMATLABを使った解析講習会を予定しています。部屋A~Cに分かれて併行開催します。少人数ルーム制を生かし、皆さんの理解状況に合わせて、質問や対話を受け付けながら進める予定です。講習ルームの選択および移動は当日の自由です。各位にてPCを用意して頂き、ハンズオンにて進めていきます。事前にテキストを入手して予習して頂くことをお勧めします。当日は講師と一緒に問題点を解消して、解析スキルの更なるレベルアップに繋げていくことを期待します。
講演・小部屋セッション, 2020/09/30
本セッションは、データの解析にフォーカスし、有用な解析手法の紹介や、各々の研究進展にて抱える解析課題の解決を通じて、それぞれの研究活動を再加速していくことを目的とします。特に、学生や若手研究者の皆さんには、5分間程度の紹介の後、少人数グループに分かれて、他の参加者と気兼ねなくコミュニケーションできる機会を設けます。分からないことを聞いたり、ハンズオンで進めたりして、現在抱えている課題を解決するのみでなく、今後取り組みたいテーマに則した高度かつ最適な解析方法を見つけていくことを期待します。
前半の講演セッションでは、全体(部屋1)にて解析事例の講演を頂きます。後半の小部屋セッションでは、全体(部屋1)にて研究の要旨を説明頂いた後、部屋1~4に分かれてディスカッションを進めます。各部屋では、ディスカッションを科学的に正しい方向に導く「ファシリテーター」と、具体的な手法提案や進行を司る「アドバイザー」を配置します。それ以外の参加者の方もディスカッションに参加いただき、ご自身の科学知識を深めて頂くとともに、お互いの研究発展や人的ネットワークの構築、特に、研究集会後の交流や共同研究へ繋がる機会として幅広くご利用ください。小部屋セッションでは部屋間の移動は自由です。
※研究集会開催中に接続トラブルなどで緊急連絡が必要な際は、iugonet-workshop-loc [at] iugonet.org までご連絡ください。
プログラム
解析セッション
2020/09/29 データ解析講習セッション ※部屋A~Cは併行開催されます。
講演・小部屋セッション
2019/09/30 開会
2020/09/30 セッション1(講演) 座長:田中良昌 (極地研)
11:00-11:15 | 大型大気レーダーを中心とする研究プロジェクトとその方向性 | 山本衛 (京大) |
11:15-11:30 | 磁気嵐時における全球電離圏変動の特徴及びその発生機構を解明するために(観測データ解析方法) | 惣宇利卓弥 (名大) |
11:30-11:45 | あらせ衛星-地上光学同時観測に基づく磁気赤道面プラズマ波動と脈動オーロラの相互相関解析 | 吹澤瑞貴 (東北大)、坂野井健、三好由純、細川敬祐、塩川和夫、加藤雄人、風間洋一、熊本篤志、土屋史紀、宮下幸長、田中良昌、笠原禎也、尾崎光紀、松岡彩子、松田昇也、疋島充、大山伸一郎、小川泰信、栗田怜、藤井良一 |
11:45-12:00 | 機械学習を用いた太陽黒点分類機の開発 | 木原孝輔 (京大) |
2020/09/30 セッション2(小部屋セッション) 座長:梅村宜生 (名大)
13:00-13:05 | VLF/LF帯標準電波を用いた2015年ネパール地震後の下部電離圏変動の解析 | 明石徹寛、大矢浩代 (千葉大)、土屋史紀 (東北大)、中田裕之 (千葉大) |
13:05-13:10 | 全天雲画像を用いた雲低高度の推定 | 根本敦哉、大矢浩代 、鷹野敏明、高村民雄、Alessandro Damiani、明石徹寛、鈴木威流、中田裕之 (千葉大) |
13:10-13:15 | サブストームにおける中緯度電離圏全球応答の精査 | 林萌英、吉川顕正 (九大)、藤本晶子 (九工大)、Shin. Ohtani (九大) |
13:15-13:20 | SuperDARN北海道-陸別第一・第二HFレーダーデータへの3次元フーリエ変換手法の適用 | 枦山航、西谷望、堀智昭 (名大) |
13:25-14:20 | 部屋1
VLF/LF帯標準電波を用いた2015年ネパール地震後の下部電離圏変動の研究
明石徹寛 (千葉大)、ファシリテーター: 津田卓雄 (電通大)、アドバイザー: 新堀淳樹 (名大)
部屋2
全天雲画像を用いた雲低高度の推定
根本敦哉 (千葉大)、ファシリテーター: 大塚雄一 (名大)、アドバイザー: 田中良昌 (極地研)
部屋3
サブストームにおける中緯度電離圏全球応答の精査
林萌英 (九大)、ファシリテーター: 家田章正 (名大)、アドバイザー: 阿部修司 (九大)
部屋4
SuperDARN北海道-陸別第一・第二HFレーダーデータへの3次元フーリエ変換手法の適用
枦山航 (名大)、ファシリテーター: 大矢浩代 (千葉大)、アドバイザー: 上野悟 (京大)
| 部屋1~4は併行開催されます。 |
2020/09/30 セッション3(小部屋セッション) 座長:阿部修司 (九大)
14:30-14:35 | GPS電波掩蔽観測を用いた東北沖地震に伴う津波による電離圏擾乱の高度分布解析 | 伏見亮祐、中田裕之、大矢浩代 (千葉大) |
14:35-14:40 | LF帯標準電波を用いた火球に伴うD領域電離圏変動観測 | 鈴木威流、大矢浩代 (千葉大)、土屋史紀 (東北大)、中田裕之 (千葉大)、塩川和夫 (名大) |
14:40-14:45 | 北向きIMF時のカスプでのイオン降下に対する太陽風速度の役割 | 小池春人、田口聡 (京大) |
14:45-14:50 | Sq-EEJ電流系における準6日振動現象の緯度依存性の解明 | 高山久美、吉川顕正、三好勉信 (九大) |
14:55-15:50 | 部屋1
GPS電波掩蔽観測を用いた東北沖地震に伴う津波による電離圏擾乱の高度分布解析
伏見亮祐 (千葉大)、ファシリテーター: 西谷望 (名大)、アドバイザー: 新堀淳樹 (名大)
部屋2
LF帯標準電波を用いた火球に伴うD領域電離圏変動観測
鈴木威流 (千葉大)、ファシリテーター: 江尻省 (極地研)、アドバイザー: 田中良昌 (極地研)
部屋3
北向きIMF時のカスプでのイオン降下に対する太陽風速度の役割
小池春人 (京大)、ファシリテーター: 吉川顕正 (九大)、アドバイザー: 阿部修司 (九大)
部屋4
Sq-EEJ電流系における準6日振動現象の緯度依存性の解明
高山久美 (九大)、ファシリテーター: 寺本万里子 (九工大)、アドバイザー: 上野悟 (京大)
| 部屋1~4は併行開催されます。 |
2020/09/30 セッション4(小部屋セッション) 座長:新堀淳樹 (名大)
16:00-16:05 | HFDを用いた地震に伴う電離圏擾乱の空間分布の解析 | 堀切友晃、中田裕之、大矢浩代 (千葉大)、細川敬裕 (電通大) |
16:05-16:10 | 太陽のCaK線分光観測による紫外線放射の推定 | 田中宏樹、浅井歩、上野悟、岡本壮師、一本潔 (京大) |
16:10-16:15 | トロムソナトリウムライダーを用いた北極域上部中間圏・下部熱圏における大気安定度の統計研究~解析手法について~ | 前田咲穂、野澤悟徳 (名大)、川原琢也、斎藤徳人、津田卓雄、和田智之、高橋透、川端哲也、Hall Chris |
16:20-17:15 | 部屋1
HFDを用いた地震に伴う電離圏擾乱の空間分布の解析
堀切友晃 (千葉大)、ファシリテーター: 横山竜宏 (京大)、アドバイザー: 田中良昌 (極地研)
部屋2
太陽のCaK線分光観測による紫外線放射の推定
田中宏樹 (京大)、ファシリテーター: 齊藤昭則 (京大)、アドバイザー: 上野悟 (京大)
部屋3
トロムソナトリウムライダーを用いた北極域上部中間圏・下部熱圏における大気安定度の統計研究~解析手法について~
前田咲穂 (名大)、ファシリテーター: 冨川喜弘 (極地研)、アドバイザー: 阿部修司 (九大)
| 部屋1~3は併行開催されます。 |
世話人
田中良昌(国立極地研究所)
梅村宜生(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
新堀淳樹(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
上野悟(京都大学理学研究科附属天文台)
阿部修司(九州大学国際宇宙天気科学・教育センター)
問い合わせ
本研究集会に関するお問い合わせは iugonet-workshop-loc [at] iugonet.org へお願いします。
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