第5回「太陽地球環境データ解析に基づく超高層大気の空間・時間変動の解明」

第381回生存圏シンポジウム(後援:生存圏研究所男女共同参画推進委員会), 平成30年度名大ISEE研究集会, 平成30年度極地研研究集会

日時:2018/09/13-2018/09/14

場所:情報通信研究機構,  小金井本部 本館4階国際会議室, アクセス

主催:超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究

研究集会の主旨

データ解析セッション, 2018/09/13

IDLおよび解析ツールSPEDASを使ったデータ解析講習を行います。

前半は、基礎編として、IDL/SPEDASを使ったデータのロードとプロット作成の基礎について講義をします。

後半は、応用編として、各々が扱う研究データをIDL/SPEDASでロード・解析するためのルーチンを作成するコースと、実際のデータ解析で直面している問題点を講師と一緒に解決するコースを予定しています。

後半はどちらか好きなコースを選ぶことができます。秋のSGEPSS講演会(口頭発表スライド・ポスター)や論文に使うことができる品質を目指します。

参加者の皆さんにはノートPCを持参して頂きます。ノートPCをお持ちでない方には主催者より貸し出します。

また、参加者の皆さんには、講習会会場で使うことが可能なIDLライセンスを貸与します。

 

講演・議論セッション, 2018/09/14

本セッションは、「科学とデータ」研究集会とジョイントして、研究データ利活用活動に取り組むプロジェクトや、実際の研究でデータを活用する科学者が一同に集い、データベースや解析ツールの現状と将来計画、多種類・長期間のデータを用いた超高層大気・太陽地球結合系に関する研究など、科学とデータの協調についての事例紹介と議論をします。

太陽地球系科学と情報系の研究者が同席することで、科学研究の推進に必要なテクノロジーの共有、情報系研究者への具体的な事例のインプットなど、分野間の相互発展を期待するほか、オープンサイエンスおよびデータサイエンスのあり方、また両者の関わりと今後の発展につながる議論を期待します。

本セッションは、皆さんからの講演申込みも受け付けます。

プログラム

データ解析セッション

2018/09/13  準備

9:30-9:45イントロダクションとセットアップ梅村宜生(名大)

2018/09/13  基礎編

9:45-10:15SPEDAS基礎講習(全員)梅村宜生(名大)

2018/09/13  応用編(並行開催)

10:25-11:45IDL/SPEDASでロード・解析ルーチンを作成梅村宜生(名大)
10:25-11:45個別講習IUGONET開発員

2018/09/13  

11:45-12:00質疑応答

講演・議論セッション

2018/09/14  開会、チュートリアル講演

9:30-9:35主旨説明村山泰啓(NICT)
9:35-10:05地球惑星科学に関するオープンデータの研究と教育への利用齊藤昭則(京大)

2018/09/14  セッション1 オープンサイエンス・データサイエンスの現状と将来像(1)     座長:田中良昌 (極地研)

10:05-10:25オープンサイエンスとデータ駆動型科学:データのサイエンスが目指すものは何か村山泰啓(NICT)
10:25-10:45データからアクションへ~専門的オープンデータに関するユーザとアプリケーションのモデル北本朝展(情報研)
10:45-11:05データ駆動型シミュレーションと今後の展開中野慎也(統数研)
11:05-11:20休憩

2018/09/15  セッション2 新しい太陽惑星研究成果を生み出す手法     座長:梅村宜生 (名大)

11:20-11:40深層学習と数値計算を用いたナノフレアの検出およびエネルギー導出手法の開発河合敏輝、今田晋亮(名大)
11:40-12:00木星磁気圏の光学観測データに対するLassoを利用した変動周期のスパース推定鈴木文晴、吉岡和夫、吉川一朗(東大)
12:00-13:00昼休み
13:00-13:20グローバルMHDシミュレーションによる電離圏対流構造の再現性についての検証才田 聡子(北九州高専)、藤田茂(気象大)、門倉昭(ROIS-DS-PEDSC/極地研)、田中高史(九州大学)、田中良昌(ROIS-DS-PEDSC/極地研)

2018/09/14  セッション3 高度な科学成果を目指す取り組みと計画     座長:新堀淳樹(名大)

13:20-13:40大型研究計画「太陽地球系結合過程の研究基盤形成」マスタープラン2020への提案に向けて山本衛、橋口浩之(京大)、宮岡宏、小川泰信(極地研)、塩川和夫、野澤悟徳(名大)、吉川顕正(九大)、津田敏隆(ROIS)
13:40-14:00超高層大気分野のデータ利活用促進、成果創出のための取り組み田中良昌(ROIS-DS-PEDSC/極地研)、梅村宜生(名大)、阿部修司(九大)、新堀淳樹(名大)、上野悟(京大)、能勢正仁(名大)
14:00-14:20京大RISHにおける大気レーダー観測データベースの公開橋口浩之、津田敏隆、塩谷雅人、山本衛(京大)、新堀淳樹(名大)
14:20-14:40休憩

2018/09/14  セッション4 データサイエンスを推進するためのデータ整備・保存、公開方法     座長:阿部修司(九大)

14:40-15:00再現と共有を可能とするデータ可視化方法について今井弘二、村山泰啓(NICT)
15:00-15:20データ保存の信頼性向上について南山泰之(極地研)

2018/09/14  セッション5 オープンサイエンス・データサイエンスの現状と将来像(2)     座長:阿部修司(九大)

15:20-15:40ERG サイエンスセンターでのデータアーカイブ・公開およびデータ引用に関する取り組み堀智昭、三好由純、寺本万里子、津川靖基、T. F. Chang、瀨川朋紀、梅村宜生、小路真史、栗田怜、松田昇也(名大)、桂華邦裕(東大)、宮下幸長(韓国天文研究院)、関華奈子(東大)、田中良昌(ROIS-DS-PEDSC/極地研)、西谷望(名大)、浅村和史、高島健、篠原育(宇宙研)
15:40-16:00データセンターにおけるオープンサイエンス活動の現状と将来像~AE indexの算出と公開を例として~田口聡、竹田雅彦(京大)
16:00-16:20Webブラウザにおけるオープンサイエンスデータのインタラクティブな可視化ツールの開発柏田元輝、才田聡子(北九州高専)

2018/09/14  総合討論、閉会     座長:田中良昌(ROIS-DS-PEDSC/極地研)

16:20-16:40ディスカッション

 

世話人

田中良昌(国立極地研究所)

梅村宜生(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

新堀淳樹(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

能勢正仁(京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター)

上野悟(京都大学理学研究科附属天文台)

阿部修司(九州大学国際宇宙天気科学・教育センター)

 

問い合わせ

本研究集会に関するお問い合わせは iugonet-workshop-loc [at] iugonet.org へお願いします。